経 緯
平成14年、町内の一般住民100人でつくった「100人のパートナー会議」。
今までのように行政主導の計画づくりではなく、住民自身が、「ふるさとの環境をいかに守り伝えるか」「自分たちにできることには何があるか」について考え、「土」「緑」「水」「大気」「生態系」「暮らし」の各ブロックに分かれて話し合い、住民主体のプランとしてまとめあげました。
この「100人で作った環境向上基本プラン」を基にして、平成15年9月、池田町環境向上基本計画が策定されました。
特 徴
この計画の大きな特徴は、実践行動計画「かえるプロジェクト」が明記され、それぞれのブロックについて、
「自助」一人ひとりがはじめていくこと
「共助」みんなで力を合わせてすること
「公助」行政が施策として取り組むこと
の役割分担が明確にされている点です。
策定の意義
この計画を策定する意義と価値は、池田町の環境向上行動の基本指針を定めるとともに、町民が環境に対する意識を改め、行動を改革するきっかけとすることにあります。
実際、この計画の素案である「100人で作った環境向上基本プラン」策定を契機に、「100人のパートナー会議」のメンバーの中には、自らの意識を変え、周囲を巻き込んで、新たな行動に挑戦し、まちづくり運動としてこの取りくみを充実したものにしていこうと立ち上がった方もいます。*
人任せにせず、地域全体のために、一人ひとりが汗を流し、声をかけあって、歩みを確実に進めていくことこそが、池田町を輝くまちに育てていくことになるのです。
基本的な考え方
池田町に残された、豊かな自然、歴史、文化、そしてここに暮らす人々のコミュニティ。この「宝」を守り、伝えたい。
自然が織りなす神秘的な生態系。
昔から受け継がれてきた自然と共存する知恵。
お互い様で手を取り合いながら築く社会。
さまざまなつながりをもち、心を通わせあいながら、新しいまちを創り上げていくことが、何より大切です。
環境を、人と自然との関わりだけに限定せず、「人と人」「人と自然」「自然と自然」の関わりも考慮した実践行動を通して、住みよい町、子どもたちが誇りに思えるまちを創ることを宣言します。 基本理念
「人と自然、心がかよう環境理想郷」 |