大半の家庭が田んぼや畑を持っている池田町では、ふだんから旬の野菜が完熟・とれたての状態で食卓に並び、大勢の家族と一緒に食事をいただく環境が残っています。 それでも、生活スタイルの変化は池田町内にも及んでいて、若い世代になるほど、池田町で育まれた食文化を全く知らないという人が増えてきています。 こうした食の環境への考慮から、「親と子の池田学講座」に、食文化の伝承を目的とする「親子食育講座」も加わりました。 季節ごとに、山野で食材を採って調理したり、農作業を体験したりし、手に入れた「生命」をありがたく食するという食育体験学習です。
食育関連では、その他にも町内の小中学校で体験プログラムを企画したりしています。 また学校給食では、地元で取れた野菜や、週に3回ある米飯給食に池田町産コシヒカリを使用するなど、地産地消を推進しています。 給食の前に、当番さんが、どこの誰が作った野菜が使われているかをみんなに説明して、生産者への感謝する心を養っています。 学校給食の食材に占める地元食材の割合は、約25%です。天然塩を用い、鰹節からダシを取るなどして化学調味料を一切使わない、体に優しい給食を提供しています。
春の風土ふ〜ど体感 田植え体験、ほうば飯、豆腐・こんにゃく田楽 ほか
夏の風土ふ〜ど体感 太・細巻寿司、ふじ寿司、手作りマヨネーズ、夏野菜カレー ほか
秋の風土ふ〜ど体感 稲刈り・収穫祭、ます寿司、大豆とじゃこのからめ揚げ ほか
冬の風土ふ〜ど体感 もちつき(寒もちづくり)、とちもち、よもぎもち、おろしもち ほか
池田町は、 越前ガニで有名な、 福井県の東南にある 小さな町です。