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池田町では、農業分野からのアプローチとして、「環境のまち」実現に向けた独自の農産物認証制度「ゆうき・げんき正直農業」を平成12年よりスタートさせました。
「ゆうき・げんき正直農業」は、化学肥料や農薬に頼らず、土本来の力を引き出していく栽培方法で、食べる人と作る人の健康を考えながら、楽しく、そして自然や人に優しい農業を目指しています。
池田町では大半の世帯が農地を保有し、その多くが米づくりを行う兼業農家となっています。
園芸作物の専業農家はほとんどなく、野菜は主に自家用として、有機・減農薬に近い形で栽培されてきていました。
こうした農業形態を上手く生かす形で、認証制度を創設、取り組みへの参加を促しています。
現在は、下の3段階で展開し、それぞれ認証シールを交付しています。
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ゆうき・げんき正直農業 シール交付基準 |
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【黄色】低農薬・無化学肥料栽培
作物ごとに管理
農薬は1回まで
除草剤・化学肥料は一切使用しない |
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【赤色】無農薬・無化学肥料栽培
圃場ごとに管理
農薬・除草剤・化学肥料を一切使用しない
(その年の最初の申請時に宣言する) |
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【青色】完全有機栽培
3年間連続して赤色の交付を受けた圃場
4年目から交付 |
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また、「ゆうき・げんき正直農業」の特徴として、「少量多品目」が挙げられます。
1種類の農産物を百人に作らせて特産品化する「一村一品」ではなく、百人それぞれが作った一つひとつを持ち寄り、多様な農産物を展開する「百匠一品」方式です。
みんなの力を持ち寄って大きな価値と魅力を生み出すことを目指しています。
また、「ゆうき・げんき正直農業」を通して、池田町の農村文化も広くアピールし、農産物の付加価値だけでなく、池田町の付加価値を高めて発信しています。 |
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こっぽい屋
「ゆうき・げんき正直農業」認証農産物は、福井市内のショッピングセンター内に出店している「こっぽい屋」(「こっぽい」とは池田弁で「ありがたい」という意味)で販売され、人気を得ています。
開店と同時に、入り口で並んで待ってくださっていたお客さまたちが、駆け込んできて、次々と買ってくださいます。多いときにはレジ待ち20分ということもあるほど。何度も買いに来てくださる方も多く、生産者のシールを見て、名指しで買っていかれるお客さんもいます。
「こっぽい屋」の大きな特徴は、新鮮な野菜や加工品の直売だけでなく、池田町の農家の人たちが、町の食文化や郷土料理のPRを行っている点です。
訪れた方に、旬の食材そのものだけでなく、それらのおいしい調理方法や保存・加工方法、さらには、池田の人のぬくもりや、池田に広がる農村文化の素晴らしさも、一緒に持って帰ってもらっているのです。
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こっぽい屋の食品販売は、毎年1億円を超える売り上げがあります。
H13年には全国の平和堂内テナントの中で最優秀賞を受賞。
「安くて安全で新鮮な」野菜や山菜が評判で、主婦はもちろん飲食業者などが朝一に並んで買い求めます。
午後2時ごろまでに7割売れてしまいます。売店に立っていると午前中はほとんどレジが途切れないそうです。 |
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